「生肉を水道で直接洗わない方が良い?栄養士が洗わない方が安全だと指摘」

なぜ生肉を水道で直接洗うことが推奨されないのか?
生肉を洗うと、その表面の微生物が水滴とともに台所のカウンターや食器、さらには空気中に飛び散ってしまいます。O157:H7大腸菌などの微生物が、もし他の食べ物に付着してしまった場合、食中毒を引き起こす可能性があります。食中毒の症状としては、腹痛や激しい下痢があり、重症化すると命に関わることもあります。そのため、生肉は水道で直接洗うことが推奨されません。
生肉を洗わずに調理しても大丈夫か?
実際、生肉の表面には少しのほこりや微生物が付着しているだけで、十分に加熱して調理すれば食品の安全性に問題はありません。これは、「卵の殻に少しの汚れがあっても、加熱すれば安全である」という考えと同じです。そのため、生肉は洗わずに直接調理しても問題はありません。
冷凍肉は洗わずに、どう解凍するのがベストか?
生肉を水道で直接洗うことは避けるべきですが、密閉袋に入れれば流水で解凍することができます。また、冷凍肉の解凍方法としては、電子レンジ解凍、冷蔵庫での解凍、室温での解凍があります。これらの方法の中で、どれが最も推奨されるのでしょうか?解凍方法ごとの特徴を見ていきましょう。
流水解凍
冷凍肉を密閉袋に入れて、18℃程度の流水で解凍します。この方法では約2時間かかります。ずっと流水を使いたくない場合は、冷水に浸して30分ごとに水を交換し、完全に解凍します。解凍後はすぐに調理を始め、2時間以内に調理できない場合は、冷蔵庫で保管してください。
冷蔵庫解凍
冷蔵庫での解凍は最も安全な方法です。冷蔵庫内の温度は通常4℃前後で、低温が微生物の成長を抑制します。冷凍肉を解凍後は、冷蔵庫で1~2日間保存しても安全です。解凍する際は、必ず密閉袋または密閉容器に入れて、冷蔵庫の下段に置くようにしましょう。
電子レンジ解凍
電子レンジを使った解凍は、約30分で行えますが、その間に冷凍肉の温度が25~30℃まで上がることがあります。この温度帯では細菌が急速に繁殖する可能性があるため、解凍後はすぐに調理を行い、2時間以内に食べるようにしましょう。解凍時には、肉を調理用の紙で包んだり、専用の蓋付きプレートを使用して、ジュースが飛び散るのを防ぐと良いでしょう。解凍時は、専用の解凍モードを使い、最初に3~5分加熱し、その後肉を裏返してさらに加熱します。
室温で解凍
室温が20~25℃の場合、冷凍肉の解凍には5~6時間かかります。室温で解凍すると、微生物が急速に繁殖するため、そのまま食べるのは不安全です。解凍した肉は十分に加熱してから食べるようにしましょう。
これらの方法を活用することで、生肉や冷凍肉をより安全に、衛生的に扱うことができ、食品の安全性を確保できます。

